皆さんこんにちは
お読みいただきありがとうございます。
マッサージしんきゅうPono 院長の緒方です。
当院そばの小頭町公園は、ひとしきり銀杏の葉っぱも落ち
冬に近づいていることを気温も含めて実感します。
さてさて今回は、当院でもお問い合わせや
「次はこれに挑戦したい」と言うお声も多い
カッピング（吸い玉）についてご紹介します。
近年ではSNSでの施術動画などで、注目や人気が高まっているカッピングですが、
ルーツは数千年前の中国と言われています。
カップの中の空気を抜き、陰圧にすることで、一時的に
血流を止め、そのカップを取った時に
一気に血流を再開させて、血流の増加や
筋肉の緊張緩和、皮膚と筋肉や皮下組織の癒着を緩和する効果が高いと
言われています。
また、東洋医学では、「気の滞り」を解消する目的でも
長い間伝統的に用いられてきました。
ですので、鍼灸とカッピングの愛称はとても良く、僕自身
とても好きな施術方法です。
とはいえ、カッピング事態は、鍼やお灸とは違い、
国家資格が必要な訳では無いので、
鍼灸院以外でも、リラクゼーションサロンやエステティックサロンで
取り入れておられるサロンさんも増えてきています。
しかし、吸う圧の調整や施術場所の選択を誤ると、
必要以上の内出血が起きたり、最悪の場合出血などの事故も起きてしまうので、
適切に身体の状態を見極めてくれる院やサロンで受けることをお勧めしています。
ここからは、カッピングの効果や、当院で行っている
カッピングについてご紹介していきます。
上記でご紹介したように、カッピングとは
カップの中の空気を抜いて、行いますが、
カップの中の皮膚はカップの淵と密着しているので、その部分の血管の血液は一時的に
滞ります。
その状態で、一般的には１０分前後置き
その後カップの圧を抜いて、滞った血液を再び循環させていきます。
その時点で吸引した部分には丸井カップの跡が残っており、
僕たち施術者は、その色味でも患者さんの状態を把握しています。 たとえば、赤を基準として紫や黒っぽい場合は二酸化炭素を含んだ血液、
ピンク色に近ければ酸素を多く含んだ血液など。
治療院では患者さんにわかりやすく説明するために、赤黒い血液ほど
疲労や悪い血液が滞っている状態とご説明する場合が多いです。
もちろん、吸引の圧が強すぎたり、時間が長ければ、健康な方でも、皮膚や
細胞への負担が大きく、赤黒くなることはあるため、
前述のように、適切に器具を使ったり、
状態を見極めるスキルが必須です。
当院では、初めてカッピングを受けられる方には、
８分くらいの吸引時間で行う場合が多く、吸引の圧も
しっかり皮膚に密着するけど
患者さん自身がそう痛みを感じないくらいの圧で行っています。
その後カップを外してからは、吸引した部分に鍼やお灸も行い、
さらに血液の循環を増進する効果を狙っています。
特に肩甲骨や背骨、腰骨の周囲は、筋肉と皮膚が癒着しやすい部分でも有るので、
カッピングをした後には
「めちゃめちゃすっきりした」とおっしゃる患者さんもたくさんおられます。
一般的にカップの跡は、数日から１０日で消えることが多く、
目立つ事が気になる場合には、普段の服装で隠れる位置にさせていただいております。
カッピングは循環改善だけでなく、筋膜リリース同様に、筋膜の滑りを良くして、
身体の動かしやすさも感じられる施術方法ですので、
ぜひ１度ご体験いただけましたら幸いです。
当院に限らず、カッピングを体験する際、
痛みが強いようであれば、施術者に遠慮なく申し出てください。
カッピングも鍼も、指圧も、痛みを我慢して受けたからと言って
効果が高まる訳では在りません。
適切な刺激量で心地よく施術を受けられる状態こそが
身体の力も抜けて、効果をより感じやすいので、
ぜひ今後の参考にしていただけましたら幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
今後もお知らせや様々な内容を投稿して行きます。
公式ラインでは、ご予約のやり取りはもちろん、
定休日やお知らせ、ブログの更新情報なども配信しておりますので、
ぜひ友達追加いただけますと励みになります。
その他様々なお問い合わせなどお気軽にお電話やlineにてご連絡ください。
